『細川ガラシャ夫人』を読み終えたら読もうと購入した本が、
中山七里著の『いつまでもショパン』です。舞台はショパンコンクールです。
設定からすると2010年のコンクールのようです。
そろそろ読み終えるところですが、感想やショパンの曲がぐるぐると
頭の中で回っている感じです。酔いそうです(いい意味で)。
コンテスタントの一人、榊場のモデルが、辻井伸行さんだよなぁ、
と思いながら読んでいます。
と、思い出したのが、この曲です。
PIANO STYLE (ピアノスタイル) 2011年 12月号 (CD付き) [雑誌]
弾きたい曲がたくさんあったので購入しました。
一番弾きたかったのは『津軽海峡・冬景色』でしたが付録のCDを聴いて
この曲の旋律が耳に残り、一番最初に取り組んだ曲でした。
3ページと取り組みやすかったこともあります。
解説より
小学校の頃に訪れたニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスデコレーションにインスパイアされて、辻井伸行が12歳で作曲したという楽曲。現地で天使の羽根のオブジェに触れ、その感触や雪が残っているイメージを思い浮かべながら作ったのだそう。そんな冬の時期にピッタリの曲を完全コピー譜として掲載します。
儚げで美しい旋律です。
2011年12月号ですので、ピアノを習っていない時期に一人で練習していました。
この曲はピアノを再開したときに割と早い段階で見ていただきました。
冒頭の右手の旋律は指を立てるとより音がクリアになること、
ソフトペダルを効果的に使うこと、左手のアルペジオの指づかい、
主題に戻るときのテンポの変化、などを教えていただきました。
自己流もいいですけど、こうやっていろんなことを教えていただけると、
漠然とではなく、自分が出している音を聴きながら丁寧に弾くことができるので、
再開してよかったなぁ、と思ったことを思い出しています。
それにしても、12歳でこんな素敵な曲を作るなんて、すごいです。