ちょっと前のレッスンでアラベスクもokということで、「次の曲、何しますか?」と言われ、考え込んでしまいました。聴くのはもっぱらショパンの曲ばかりでしたので、他の作曲家というか、やりたい(自分が弾けそうな)ピアノ曲がすぐに浮かんでこなかったです。
でもバラード3番だけだと、練習が飽きてしまうのでは?という先生のアドバイスは「そうだろうな〜」と思いました。バラード、長くて難しいですから。先はまだ長い!というか見えない?
それで、並行して練習する曲を何にしようかと、YouTubeを見たり、手持ちの楽譜の中でまだしたことがない曲を1週間くらいみていました。
その中で【あ、ラフマニノフのピアノ曲ってコンチェルト以外あまり知らない!】と思い、ヴォカリーズ 以外の曲も聴いてみました。
その中で、幻想的小品集の中の「エレジー」「鐘」を候補にしました。あと他の作曲家も数曲。
ショパンの曲でも弾いてみたい曲がありましたが、ドビュッシーがとても良かったので、他の作曲家の曲に挑戦したいと先生にもお話をしました。「ラフマニノフいいですね。『鐘』の方が分かりやすいと思いますよ。和音、大変ですけどね(ヴォカリーズの譜読みで散々苦労したので・・・)。」
とうわけで、取り組む曲が決まりました。
でも、今日紹介するのは、楽興の時 第4番 ホ短調です。曲選んでいる時に偶然出会い、耳から離れなくなりました。とても弾けそうにはないです・・・・。
この、二つの動画を見て驚きました。
こちらは、左手の楽譜の細かさにびっくり。音源がコンピュータと知ってさらにびっくり!
こちらは、指の動きにびっくりです。
ラフマニノフ/楽興の時 第4番 ホ短調 Op.16/演奏:海瀬京子
初めて聴いた曲です。最初に楽譜のコンピュータの音源の方を聴いたのですが、ラフマニノフ 独特の旋律というか、響きでしょうか。ただ、速いだけでなく、哀愁を帯びた旋律です。大切なものを凝縮した奥深さも感じます。すっかり虜になってしまいました。なんだかコンピューターの音楽と思えず、呆然としただけでなく、泣きそうになってしまいました。彼の曲は、人の心に訴える優しい旋律の曲が多いのです。
ここ数日は、この曲ばっかり聴いています。
アシュケナージのCDも購入したので、また、後でふれたいです。
仕事が終わって、帰宅してから30分から1時間ほどピアノの練習をすることが、今、一番の楽しみかもしれません。
盆休みは頑張って『バラード3番』と『鐘』の譜読みを進めたいです!