降誕祭の夜

汝の敵を愛せよ

改訂新版「日本国憲法」なのだ! 赤塚不二夫・永井憲一 著

今日も「ステイホーム!」。

連休初日の昨日は、どうしても祈りのためにある場所に行かなくてはならなかったので、朝、10キロほどジョグをして、掃除や洗濯などの家事をしてからお出かけをしました。

ちなみに、教会や集会のように人が集まるようところではありません。

その場所は、私にとっての祈りの場です。私にとっては祈りの場です。

これ以上は書けないなぁ。

 

さて、今日も朝、16キロくらいジョギングをして、朝食をとり、新聞の私の誕生月の占いを見たら「今日は、憲法記念日憲法についてきちんと理解を深めると吉!」みたいなことが書いてありました。

「日本国憲法」なのだ!

 それで、思い出したのがこの本です!

 

この本は漫画家の赤塚不二夫氏と憲法学者の永井憲一氏の共著です。1983年4月に初版が出版されたものです。

冒頭に永井氏が時の首相の発言から「再び戦争の道にひきずられていってしまうのではないか」という危機感を持って出版された本であるということが伝わってきます。また赤塚氏が「ぼくは、中国に生まれて、戦後、おふくろの手を必死で握って命からがら満州から引き上げてきた・・・・、あのとき手を離していたら、ぼくも”中国残留孤児”だったよ」と語ったことも書かれてあります。

 

さて本の内容です。

最初はマンガで日本国憲法のことが書かれてあります。赤塚不二夫氏が漫画を描き、文は永井憲一氏のものです。赤塚氏の描くキャラクターはどれもこれも親しみやすくて、愛らしいです。でも文を見ると

「1945年8月太平洋戦争に、日本は敗れました。」

「みじめな敗戦後、日本人は、もう二度と戦争はしたくないと考えました」

「国民が政治の主人公である国民主権の国になることを憲法で決めました」

憲法で国民の人権を永久に侵してはならないことを明らかにしました」

社会科で学んだ「平和主義」「国民主権」「基本的人権」のことを含め、三権分立などのことがとてもわかりやすく書かれています。

アッコちゃんが「5月3日は憲法記念日よ!」というと他のキャラクターが「この日は日本の国民がおだやかに暮らせるため忘れてはいけないのだっ!」「平和憲法をもっているのは日本だけだよっ」「世界中のお手本になってねっ!」と、呼応しています。

が、その下には、憲法改正を考えている国会議員の姿も描かれています。

 

そして、永井憲一氏と赤塚不二夫氏の対談、永井憲一氏の「憲法をよむまえに」という解説が続き、最後は日本国憲法、昭和22年に制定された教育基本法と平成18年に改正された教育基本法とが対比され、最後に大日本国憲法が記載されてあります。

 

1983年に出版された本が改訂新版として2013年に出版された意義が後書きに書かれてあります。

 

今、新型コロナウイルス感染症が世界中に広まり、その中で、良いことも悪いことも炙り出されているような気がします。第2次世界大戦後、人類が直面している最大の危機であることは間違いないと感じています。

 

このような状況の中でいかに生きているくかを考えるための「今日の占い!」だったのかもしれません。この本を再読しましたが、大切なことは、「日本国憲法」に全て書かれています。前文から第103条まで。

 

この憲法は私たち国民一人一人を守るための大切な憲法であることを実感しました。