降誕祭の夜

汝の敵を愛せよ

高畑勲展

週末、高畑勲に行ってきました。岩手県立美術館です。

絵を描くことが本当に苦手なのからなのか、絵画作品を見ることは割と好きです。

今回はジブリ高畑勲展ということで、ワクワクしながら見てきました。

 

キャラクターがお出迎えです!

おばあさんと二人暮らしの女の子の物語だと初めて知りました。

正直に真っ直ぐ生きるハイジというイメージがあります

この物語は、我が子と何回も見ました。たぬきが可愛くて憎めないんです!

 

見学して感じたことはたくさんあるのですが、アニメーションの作品の制作は本当に緻密な作業が必要であることと、入念な打ち合わせも大切だということが分かりました。そして、創造的な力が結集して素晴らしい作品が完成することも。

みんな、夢を持って生き生きと数々の素敵なアニメーションを作ってきた息吹も感じました。

制作に関わる手書きのメモや進行表のようなもの、レイアウトなどもたくさん展示されていて圧倒されました。

 

火垂るの墓のコーナーは遠目に見えただけで、涙が出そうになりました。戦争さえなければ仲良く幸せに暮らせた兄妹の悲劇。「こうすれば良かったじゃない?」と、現代に生きる私たちは思うかも知れませんが、あの状況の中で、お互いを思いやり精一杯生き抜いた二人の物語は、いつ見ても胸が詰まります。

そして、氏の映画に込めた思いも知ることができました。

戦争は、絶対してはいけないのです。

 

ジオラマもとても良かったです!

童心に帰っただけでなく、たくさんの作品に触れて心の奥深くに温かいものを感じました。

 


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かぐや姫の物語』見てみたいな。