降誕祭の夜

汝の敵を愛せよ

ワルツ第10番ロ短調  作品69-2

7番がなんとなく弾けるようになって、

他の曲にも挑戦してみたいなぁ、と思って、

このワルツ集のCDをレコード店で購入しました。

14番まで入っています!

 

テンポも落ち着いていて丁寧な演奏で、すっかり愛聴版です。

購入したのは、もう30年近く前になると思います。

 

ショパン:ワルツ全集

楽譜を見ながら弾けそうな曲を選んで10番に挑戦しました。

ピアノを習っていない頃でしたので、コツコツ譜読みをしました。

覚えた時は、まだ30代でしたので暗譜していました。

 

ロ短調の儚げな甘い旋律で始まります。短調の曲なのですが

7番とはちょっと違った雰囲気です。

譜読みは、7番よりも楽にできました。

 

ロ短調の部分が終わるとニ長調に転調してロ長調に転調します。

ロ長調は、♯が5つです。

こはちょっと苦労しましたが、3度の和音の響きが綺麗なことと、

再び短調に戻っていく数小節のつなぎのところが

弾いていて切なくなるところでした。

特にロ短調に戻った時の左手の1音目(Si)がとても印象的です。

 

朧げな記憶なのですが、娘がピアノを習っている頃、

私もピアノをその先生に習っていて、

この曲も見ていただいたと思います。

15年以上前かなぁ。

 

楽譜を見直すと深く印象的に弾くようにと

その音に↓が書き込まれています。

弾いていると、どこかに連れて行かれそうになる音です。

 

2017年にピアノを再開してから、この曲もみていただきました。

思ったより指が覚えていたので、レッスンでは割とあっさり終わりました。

 

Wikipediaより

ショパンが19歳のときの作品。構成は簡潔ながら、その美しい旋律とスラヴ的な憂いのある曲想に、ショパン後年の円熟を予感させる。第9番「別れのワルツ」と同様に、感傷的にすぎることから生前の発表が控えられたとされている。

【感傷的にすぎるから・・】とあるのは、分かるような気がします。

でも、とても分かりやすい曲調ですし、

ゆったりとしたワルツで、やっぱりいい曲です。

 

 今週、Youtubeでいろいろ聴いたのでですが

この動画の演奏が自分にぴったりでした。


Evgeny Kissin - Chopin Waltz Op.69 No.2.mp4