7番がなんとなく弾けるようになって、
他の曲にも挑戦してみたいなぁ、と思って、
このワルツ集のCDをレコード店で購入しました。
14番まで入っています!
テンポも落ち着いていて丁寧な演奏で、すっかり愛聴版です。
購入したのは、もう30年近く前になると思います。
楽譜を見ながら弾けそうな曲を選んで10番に挑戦しました。
ピアノを習っていない頃でしたので、コツコツ譜読みをしました。
覚えた時は、まだ30代でしたので暗譜していました。
7番とはちょっと違った雰囲気です。
譜読みは、7番よりも楽にできました。
ロ長調は、♯が5つです。
ここはちょっと苦労しましたが、3度の和音の響きが綺麗なことと、
再び短調に戻っていく数小節のつなぎのところが
弾いていて切なくなるところでした。
特にロ短調に戻った時の左手の1音目(Si)がとても印象的です。
朧げな記憶なのですが、娘がピアノを習っている頃、
私もピアノをその先生に習っていて、
この曲も見ていただいたと思います。
15年以上前かなぁ。
楽譜を見直すと深く印象的に弾くようにと
その音に↓が書き込まれています。
弾いていると、どこかに連れて行かれそうになる音です。
2017年にピアノを再開してから、この曲もみていただきました。
思ったより指が覚えていたので、レッスンでは割とあっさり終わりました。
ショパンが19歳のときの作品。構成は簡潔ながら、その美しい旋律とスラヴ的な憂いのある曲想に、ショパン後年の円熟を予感させる。第9番「別れのワルツ」と同様に、感傷的にすぎることから生前の発表が控えられたとされている。
【感傷的にすぎるから・・】とあるのは、分かるような気がします。
でも、とても分かりやすい曲調ですし、
ゆったりとしたワルツで、やっぱりいい曲です。
今週、Youtubeでいろいろ聴いたのでですが
この動画の演奏が自分にぴったりでした。
Evgeny Kissin - Chopin Waltz Op.69 No.2.mp4