降誕祭の夜

汝の敵を愛せよ

マチネの終わりに

昨年の映画です。

 

映画の宣伝はネットで見ていましたし、

原作が芥川賞作家の平野啓一郎と言うことで、

「本もいつか読みたいし、映画も・・・」と思っていましたが、

恋愛もののようでしたので、なんとなく避けていました。


映画『マチネの終わりに』予告【11月1日(金)公開】

“マチネ(matinee)”はフランス語で、朝・午前のこと。対義語は夕方、日が暮れた後の時間を表わす“ソワレ(soiree)”。舞台興業、特にミュージカル、バレエ、オーケストラの公演などでよく使用される言葉。劇場では昼公演をマチネ、夜公演をソワレと呼ぶ。

 とのことです。

マチネの終わりに

Amazon解説より

世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、公演の後、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子に出会う。ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた。出会った瞬間から強く惹かれ合い、心を通わせた二人。洋子には婚約者がいることを知りながらも、高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。しかし、それぞれをとりまく目まぐるしい現実に向き合う中で、蒔野と洋子の間に思わぬ障害が生じ…。 

最近、週末の金曜日か土曜日に、Amazon primeで映画を視聴するのが

楽しみの一つになっています。

先週末は、この映画を見ました。

 

主演の蒔野聡史役の福山雅治

蒔野と惹かれあうジャーナリスト・小峰洋子役の石田ゆり子

とても自然な演技でした。

 

映画の宣伝では激しく惹かれ合う二人の様子やテロの様子、

ギターのコンサートの熱気が散りばめられていたので

展開が早い映画なのかなと思っていましたが、いい意味で裏切られました。

物語は静かに時間をかけて進んでいくことが映像から伝わってきます。

 

二人の距離が近づき、そしてすれ違って、月日は流れていきます。

惹かれ合う二人の気持ちは二人の俳優さんの表情や場面の様子、

他者との会話の中からも伝わってきました。

 

一瞬を捉えるジャーナリストも音楽で会場を感動させるギタリストも、

その瞬間のために【何かを犠牲にしている】ということも感じました。

だからこそ惹かれ合うのかなぁ。

 

この映画を見て、よかったです。

音楽もとてもいいです。

大切なひとを想う気持ちは尊いです。

 

今度、本は何を読もうかと思っていたので、

早速、購入しようと思います。