今日は、楽しみにしていたオープンピアノDAY当日でした。
月曜日なので、いつもだと職場に行くのが億劫なのですが、今朝は違います!
なんと言ってもホールで1時間、ピアノ弾き放題ですから!
と、持っていく楽譜を確認し、仕事へ。
週の始まりなので外部からの電話での問い合わせや来客は多いのですが、
幸い突発的な事もなく、オープンピアノ開始の30分前には
職場を出ることができました。
さくらホールの受付で料金を支払い、ふと、ロビーの角の方にグランドピアノ発見。
「あれ、弾けるんですか?」と、確認したら
「自由に弾いていいですよ!」と受付のお姉さんが答えてくださいました。
開始まで15分はありましたので、指慣らしにもなるなぁと思い、2曲弾きました。
『エリーゼのために』と『ワルツ7番』。
公共の場で、しかもオープンな場でピアノ弾くのはちょっと刺激的でした。
人は、まばらでしたが、度胸試しになります。
そして、時間になったので、いざ大ホールへ。
最初にヤマハ CFを弾きました。鍵盤がいい具合に弾き込まれている感じがしたので、
さくらホールの前の市民会館の時から使われていたピアノかなと思いました。
音色は思った通りで明るかったですし、タッチも軽やかでした。
1 トルコ行進曲
2 ワルツ7番
3 乙女の祈り
続けて弾きました。『トルコ行進曲』は、中間部の16部音符のところで
指がうまく回らなくなりましたが、気にせず弾きました。
『ワルツ7番』と『乙女の祈り』もところどころ忘れているところはありましたが、
リラックスして音色を聴きながら弾けました。
『乙女の祈り』では最後のコーダの盛り上がるところを
心持ち強めのタッチで弾くとどんな感じでホールに響くか試してみました。
ピアノもホールも本当によく響いて気持ちよかったです。
自己満足です。
そして、ファツィオリへ。
予定を変更して、とりあえず、弾こうと思っていた曲を全部弾くことにしました。
4 津軽海峡・冬景色
演歌、このピアノに合っているかも、と思いました。サビの部分やジャズっぽい
間奏のところも気持ちよく弾けました。
5 春よ、来い
あの有名な儚げなピアノのイントロのアルペジオやメロディの部分とサビの重音のところを
できるだけ対照的に弾こうと心がけました。
6 月の光
発表会では、スタンウェイで弾きました。一通り復習はしたつもりでしたが
中間部は発表会の時のようにスムーズには弾けませんでした。
スタンウェイで弾いた時の高音の響きも、とても良かった記憶がありますが、
ファツィオリの中音域の音色がとても優しくてこの曲の雰囲気に、あっていると
感じました。
7 幻想即興曲
ここまでで、一番難しい曲です。ゆっくり目に弾きましたが特に右手の音の粒が
揃いません。勢いで最後まで弾きました。楽しんで弾いた感じです。
ここまでで、35分くらいでした。
ここからは、『ワルツ14番』と『鐘』を中心に弾きました。
8 ワルツ14番
前回より、テンポが上がっているので、うまく弾けないところがたくさん
ありました。でも思ったよりいい感じで通して弾けました。曲の出だしの
部分を数回練習して、その後は、コーダの部分をゆっくり弾いてみたり、
テンポあげて弾いてみたりしました。なんと言ってもこの曲の最後の部分は、
本当に華やかで劇的に終わるので、気持ちがいいです。
9 鐘
前回は、1ページ目までしか弾けなかったので、今日は最後まで通して弾きました。
中間部は、まだ思ったよりテンポが上がっていませんが、最初と最後の部分は、
前回よりもテンポが上がって、音も前よりハマるようになってきました。
今日、弾いていて一番気持ちが良かった曲です。
最後の4段譜のところを3〜4回繰り返して練習しました。
この曲はソステヌートペダルを使うので家での練習では
電子ピアノを使って練習しています。今日は、グランドピアノ
しかもフォツィオリなので、音の迫力がものすごくて、出る音に自分でも弾いていて
びっくりしていました。
5分前には、楽譜を片付け、鍵盤を拭いてホールを後にしました。
外は冷たい雨が降っていましたが、とても幸せな気持ちでした。
どの曲も、止まったり間違ったりで、上手に弾けたわけではありませんが、
自分なりにタッチや強弱に気をつけそれぞれの曲を弾きました。
まだ、ピアノの響きの余韻が残っています。
ピアノ、本当にいいです!