降誕祭の夜

汝の敵を愛せよ

ホルベアの時代から  グリーグ

Wikipediaより

組曲『ホルベアの時代から』は、ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグが作曲した弦楽合奏曲。原曲は1884年に書かれたピアノ独奏曲であるが、今日ではもっぱらグリーグ自身が1885年に編曲した弦楽合奏版で知られている。ドイツ語の省略された題名から『ホルベルク組曲』とも呼ばれる 

グリーグといえば、ピアノ協奏曲イ短調、それにペールギュント組曲が有名です。

どちらも中学生から大学生までの間に聴いていたと思います。よく聴いたのは

多分ペールギュントです。物語に惹かれたこともあります。

レコードジャケットの曲の解説を読むのも何だか楽しかったです。

 

グリーグ:「ペール・ギュント」組曲、他

グリーグ:「ペール・ギュント」組曲第1番&第2番 他

 

シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲

シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲

なぜか、どちらもあるのはカラヤンの演奏のもでした。

 

さて、『ホルベアの時代から』です。

 

この曲は大学生の時にマンドリンクラブで弾きました。

Wikipediaにあるように、弦楽合奏曲ですが、定期演奏会に向けて

マンドリン合奏用に編曲されたものを演奏しました。

 

私のパートは1年の時から、マンドラでした。マンドリンよりひと回り大きい楽器で

弦楽だとヴィオラにあたる楽器ですが、調弦マンドリンと同じなので、

楽譜を読む上では違和感なく弾ける楽器でした。でもフレットの幅は広くなり弦も

太くなるので慣れるまではちょっと大変でした。

中音域を奏でる音色が出ることや合奏の中で主旋律を引き受けることもあるので

アンサンブルではマンドリンよりも面白い部分が多かったです。

 

その時の演奏会は、全部で3ステージの構成でした。『ホルベアの時代から』は

2ステージ目でした。この曲だけパートの構成上セロパートの人員が

少なかったため、急遽セロを弾くことになりました。

セロ4人がそれぞれ違うパートを演奏したのでパート練習は結構楽しかったです。

セロはマンドラよりもさらに楽器が大きくなります・・・・。

それに一番、大変だったの調弦マンドリンではGDAEとなりますが

セロは下からからCGDAとなるため、慣れるまで苦労しました。

 

ホルベアの時代より

 第1曲:前奏曲 Allegro vivace ト長調バロック組曲のスタイルに

倣ったため、前奏曲が置かれる。ピアノ版はトッカータ無窮動のよう

に疾走するが、弦楽版は無窮動な部分の各音をパートに分割。

よりバロックらしく、リズミカルな印象を与える編曲が行われている。

5曲中では最も有名。

 

第2曲:サラバンド Andante espressivo ト長調三部形式

前奏曲とは対照的に穏やかな舞曲。弦楽合奏版では中間部で

チェロのソロが入る。

 

第3曲:ガヴォットミュゼット Allegretto-Poco piu mosso 

ト長調ハ長調ト長調フランスの2つの舞曲のスタイルを

組み合わせている。またミュゼットならではのバグパイプ独特の

ドローン音が表現されている。

 

第4曲:アリア Andante religioso ト短調三部形式

バロック時代の先人達に倣ってはいるものの、そのほの暗く、

時には熱っぽい曲調にはグリーグの個性が強く発揮されている。

 

第5曲:リゴドン Allegro con brio ト長調ト短調ト長調二部形式。

前の曲とは対照的に、いかにもバロック的な明るい舞曲である。

弦楽合奏版では各パートのソロの重奏が、他のメンバーのピチカート

伴奏に乗って印象的に使用されている。非常にスピーディーな曲である。

 


E.H.グリーグ/組曲「ホルベアの時代より」作品40

どの曲も、とても素敵なので、合奏もとても楽しかったです。

 

セロパートはマンドリン合奏の中で一番の低音であり記譜もヘ音記号です。

低音のメロディを奏でるところはもちろん、気持ちがいいですし、

アンサンブルの中での和音を構成する音をロングトーンで弾くときや

副旋律も結構あり、楽しかったことを覚えています。

 

元々はピアノの曲だと知ったのは、随分しばらくしてからです。

プレリュードは、弦楽合奏と同じように疾走感があり、とても華やかでいつか

弾いてみたい曲の一つです。


Grieg - Holberg Suite (piano) - I

 

標準版 グリーグ ピアノ曲集 (ソナタ・バラード・ホルベアの時代より) 解説付