さて、今日は、ツェルニー30番練習曲についてです。
Czerny 50 Etude no.50 op.740 - Francesco Libetta (in tempo)
1ヶ月くらい前に50番練習曲集の最後の曲の動画を見つけて驚きました。
練習曲とは思えない迫力と、鬼気迫る演奏。
今、教えてくださっている先生に
「ツェルニーはベートーヴェンの弟子で、彼の練習曲はベートーヴェンのソナタが弾けるようにと作られた練習曲集なんですよ。」
と、教えていただいたことを実感するような曲です。
自分が「ツェルニー30番」練習曲集に取り組んだのは、社会人になりピアノを再開してから3年目くらいの頃です。その先生の時に大体半分くらいまではクリアしたのですが、それからしばらく、手をつけずにいました。
その後、何人かの先生にお世話になるのですが、30番を練習メニューに入れる先生とそうでない先生がいて、19番をしたあとは、本棚の飾りになっていました。
演奏に必要なメカニズムを完全に習得することを目的とした教本で、バイエル終了後必ず使われ、技術的に最短距離をとれるようになっています。丁寧な解説は他社版には見られません。解説付。
と、久しぶりに引っ張り出してみたら、確かにこの曲集の取り組み方の説明だけでなく、30曲、一つ一つに丁寧な解説があります。かなり詳しいです。
今回、ピアノを再開するにあたり、レッスンをするのは10年以上のブランクがあったので、先生に、レッスンの希望を聞かれ、今まで取り組んできた曲の復習(クラシックも自己流で弾いていたポップスの曲も)と、この30番は、完璧でなくてもいいので、最後まで取り組みたいことをお話ししたら、快諾していただきました。
レッスンでは、その曲のねらいとする技術的要素を中心に見ていただきました。ゆっくりで止まらないで弾けるようになったらOKをもらいました。再開してから大体半年くらいで終わらせました。
その後は、練習曲はしていません。
「ピアノの技術的なことは、取り組んでいる曲の中でも学ぶことにしましょう。」
と、いうことです。仕事も忙しいので、平日も限られた時間しか練習できませんので、本当にその後は、自分の好きな曲や弾きたい曲ばかりやっています!
でも、「ツェルニー30番練習曲」を最後まで取り組むことができたのでよかったです。