ラフマニノフのピアノ協奏曲というかピアノ協奏曲というと真っ先にこの曲が浮かびます。
ずっと前から大好きな曲です。両親はクラッシックの音楽はあまり聴かないのですが、中学生の頃、ピアノを習い始めたときに、ふと、レコードのある棚を見たら演歌や歌謡曲に混じってこの曲のレコードがありました。この曲の構成とかラフマニノフという作曲家も知りませんでしたが、初めて聞いたとき、曲の壮大さのようなものを感じました。
このレコードです。久しぶりに、何回か聴きました。
本当に素敵です。3番が一番かな、と思った時もあったのですが、鐘のようなピアノの序奏から一転して劇的で流れるようなアルペジオやオケとの掛け合いが見事な１楽章、静謐で穏やかな２楽章、そして華やかでフィナーレにふさわしい３楽章。
やっぱり2番が一番好きかなとこの頃再認識しています。
ピアノを10年以上前に習っていた時に、その先生がエレクトーンも教えている先生で「今度エレクトーンのアンサンブルコンテストがあるんだけど、ピアコン2番やらない？ラフマニノフの。ピアノは〇〇さんで！」と言われ、「あんな難しい曲、絶対無理ですよ。」と言ったら「簡単バージョンで編曲されたものがあるから大丈夫！それに１楽章を５分弱に縮めたもので美味しいところどりのアレンジだから。」と言われ、頑張ることになりました。
ピアノがしょぼいと他のエレクトーンの方にも迷惑をかけるので、頑張って練習しました。本番まで、他の６人のメンバーの方と合わせてたのは２回だけでしたが（皆さん社会人ですので・・・）とても楽しかったです。本当にエレクトーンはいろんな音が出て、オケをバックに弾いている気分を味わえました。エレクトーンのコンテストでしたので、私が弾いた楽器はグランドピアノ ではなく、電子ピアノでした。でも満足でした。会場も他の出演者の方もいるので、満席でした。緊張もしましたが、とても楽しかったです！
アンサンブルのコンテストでは、見事入賞しました。３１団体出演して表彰されたのは、５つくらいの団体だったと思います。その夜の打ち上げはとても楽しかったです。そのコンテストを終えて、２ヶ月後には、ピアノ教室をやめました。
そんなこんなで、私にとって大切な曲の一つです。
