私が、中学生になる頃まで、実家では、お風呂も薪、台所には達磨ストーブがありました。小学校の高学年頃から、忙しい両親に頼まれて、焚き付け用に薪(端材)を鉈で割ったり、お風呂の焚き付けをしたりしました。
古い家なので何回か改築していくうちにお風呂は灯油を使ったボイラーにストーブは石油ストーブへと変わりました。
家族と住む家を作るにあたり、こだわったことの一つが薪ストーブを置きたいということでした。炎を見ながら、ゆったりと暮らしたいという気持ちが強くあったからです。
暗闇の中を彷徨うような日々がしばらく続いたので。
今日の朝も走りました。最初は小雪が舞っていましたが、日差しが強くなってきたので、焚きつけ用の薪割りをしようと、考えながら走っていました。
私にとって、薪ストーブの炎は、過去の思い出だけでなく、現在の家族を温め、そして、未来へとつながる大切な象徴のような気がしています。